お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

Q 猫背姿勢を改善するには、どんな運動がよいですか?

A  かたくなっている胸椎の可動域を広げることが効果的です。

猫背とは、胸椎の後弯が強まった姿勢のことをいいます。

胸椎とは頚椎と腰椎の間にある背骨のことで、背骨は横から見た時に全体がゆるやかにS字形に弯曲している状態が理想的です。

胸椎の後弯が強くなるとストレートネックになりやすくなり、首こりや肩こり、ひどい場合は頭痛を引き起こしたりします。日常生活では体の前で行う作業が多く、体の前側の筋肉を使いすぎてしまうため収縮してかたくなり、動きが悪くなります。

また、猫背が強まると呼吸が浅くなり、だるさや疲れがとれにくくなります。

【猫背改善エクササイズ】
①左肩を上にして寝ます。右手は左膝の外側にあて、左手は左肋骨の前側にあてます。

②口から息を吐きながら、ゆっくりと左手で左側の肋骨を外側へねじります。骨盤と下半身が動かないように、右手で下半身を固定します。

③ゆっくりと鼻から息を吸いながら、元の位置に戻します。

④この動作を10回行います。反対側も同様に行います。
このエクササイズは椅子に座って行ってもよいです。エクササイズを続けていくと、かたまってる胸椎の動きがよくなり、胸が開いて効率のよい呼吸を行うことができるようになります。基礎代謝がアップして、健康的な身体をつくることができますので、ぜひ行ってみてくださいね。