お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

自分で産んだ!誇らしい経験

長女のお産は破水から始まり、抗生剤の投与、分娩中は自由に体勢を選べなかったためにうまく進まず。最後は陣痛微弱で陣痛促進剤を投与され、輸血用の点滴をちぎり、血まみれに…。そんな経験から、産んですぐは「理想のお産ができなかった」という後悔でいっぱいでした。

2人目を妊娠した時は、周囲の強い勧めもあり、たきざわ助産院へ。スタッフの皆さんのあたたかい雰囲気に、迷わず「ここで産みたい!」と思いました。毎回の健診には、夫と長女も一緒に。生まれたばかりの赤ちゃんのほっぺを、長女と触らせてもらったのも幸せな思い出です。

たきざわ助産院でのお産はすべてが理想的、むしろそれを越えたお産。「自分で産んだ!」と誇らしい気持ちになりました。「フリースタイル出産でよかった!」というくらい本能のままに動けるとお産も楽で、あとでスタッフの方に「人間も哺乳類」という言葉を聞いて、とても納得しました。

夫と一緒に立ち会った長女は、怖くて泣きながらも、赤ちゃんが頭を出した瞬間に「かわいい」と呟いたそうです。

産後は、美味しいごはんに、こんにゃく湿布に足湯…どれもが心と体に沁み渡りました。出産後すぐに、「3人目もここで!」と思ったほどです。

退院前のお母さんたちが代々綴ったノート「出産の記録」を読んで、すべてに感動しました。

たきざわ助産院での素晴らしいお産を、多くの人に知ってほしい。人のあたたかさや人間(動物)のあるがままの姿、昔ながらの知恵…。そんないろんなものがここには詰まっている、そう思えたのです。出会えてすごく幸せです。

産婦・千 浩美

たきざわ助産院 産前産後の家
(福井県敦賀市三島町2-14-17)