お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

キニナル業界数字アンケート8月号 結果報告

アンケートには314人から回答があった。

戦争経験者から直接体験談を聞いた人が81.5%とかなりの割合。

誰に聞いたかでは67.2%が「祖父母から」と多く、「学校の授業で」34.4%、「親から」33.6%、「戦争関連施設で」30.1%と続いた。修学旅行などで広島や長崎の原爆記念館を訪れた人も多く、施設の意味や役割が大きいと知った。講演会やイベントには関心がないと行かないが23.8%という結果に。

自由回答の「印象に残った話」には「聞いたことがある人」のうち82%の人が記述。「戦争や平和に対すること」には全体の65%が記述。「平和な世界を実現するために」は全体の77%が記述。詳細な記載と熱い想いが今特集につながった。

自由回答「どんな話だったか、印象に残っていることを教えてください」には、

●一番覚えているのは、遠く離れた瀬戸内海の島に住んでいた祖母が、8/6の朝に広島市内のキノコ雲を見た話。何十kmも離れているのに…と原爆の恐ろしさを痛感しました。

●父がロシアに抑留されていた時のことを話してくれました。極寒の中、食べ物がなくて、生のジャガイモを食べた仲間が次の日、冷たくなっていた事。ボロボロの軍服と右と左がバラバラの靴を履いて、桜木町から磯子まで歩いて帰って来た事など聞いた事があります。

●赤ちゃんをおぶった上に、水に突っ込んだ褞袍を羽織って空襲から逃げたこと

回答してくださった方だからこそ知り得た貴重な話。
共有して下さりありがとうございました。

今回はギリギリ戦争を直接体験した方からリアルな戦争の話を聞くことができたが、キニナルのは、今後はその機会がどんどんなくなってしまうこと。

また聞きになれば、おそらく意識に変化も起きるだろう。

もちろん映画やドキュメンタリー、書籍などから学ぶことも多いが、一番に感じられるのは、祖父母や親など身近な人の言葉だろう。戦争を知らない世代の人たちに何をどう伝えていくかも、親たちの役目なのかもしれない。

自由回答「平和のために私たちができること」では、

●一人ひとりの人間が自分自身を愛すること。自分を大切にし、愛することができる人は、他人を愛することができる。

●誰かや国や政治が変わることばかりに期待せず、自分が何をするべきか。それを考え行動に移し続けることだと思います。

●銃や大砲をすべて楽器につくりかえて演奏会をするプロジェクトをやりたい。殺し合うのではなく、喜びを分かち合えたら。人の心を動かすのは、言葉や音楽であってほしい。

今も地球上のどこかで小さな命が脅かされ、ミサイルが日本の上空を飛んでいる。もはや他人事ではないレベルにきていることを、私たち母親自身が考え、行動する時ではないだろうか。

これ以外にもたくさんのコメントをいただきました。
ぜひ紙面でもご一読ください。
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