お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

やんちゃな自分を 応援し続けてくれた母

小学5年生の時に兵庫から横浜へ引っ越し、何も考えずに友だちとワイワイやっていた学生の頃。偶然にも横浜銀蝿のコンサート会場で、当時のマネージャーさんにスカウトされました。

右も左もわからないまま、『Sexy気分の夜だから』でデビューしたのが、1981年のこと。

喧嘩に明け暮れていた学生時代は自分のことしか考えず、不良と言われ続けていた自分。けれども歌手デビュー後にはTBS系のドラマで、俳優としての活動もスタートさせることができました。

大人になって気づかされました。迷惑ばかりかけてきた自分を、応援し続けてくれた家族、なんといってもお母さん。誰よりも息子のことを心配し、常に愛にあふれていたやさしいお母さん。

中学時代は野球に没頭し、お母さんのつくってくれる、ナスの挽肉はさみ揚げ弁当が大好きでした。

当時は空の弁当箱を差し出すだけでお礼も口にせず。今でも度々あのお弁当を思い出す。もし昔に戻れたら、あの時、素直に言えなかった「ありがとう」を伝えたい。心から。

そんな自分も家庭を持ち、子どもにも恵まれました。今は還暦を迎え、幸せに暮らしています。

大好きなお母さん、夏休みには、娘の圭叶(俳優)とデュエットしたアルバムを届けます。こんな自分ですがこれからも見守って。そしてお母さんも、どうか長生きしてください。

俳優・タレント
嶋 大輔

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