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Q スポーツでケガをした時の応急処置は、どんなことをしたらよいですか?

Q  応急処置の基本である「RICE処置」を行ないましょう

スポーツでケガをした時には、ケガをした部位に炎症が起こります。ケガをしたら、整形外科などの医療機関で治療を受けることが原則ですが、医療機関を受診するまでに自分でできる対処方法があります。それが「RICE」と呼ばれる応急処置です。

RICEとは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字をとったもので、応急処置のテクニックのことです。RICE処置は、スポーツ活動中の打撲やねんざ、肉離れなどのケガに対応でき、腫れや痛みを抑えるのに効果的です。

まずはRest(安静)からです。ケガをしたまま運動することで痛みが増したり、ケガが悪化したりします。Ice(冷却)することで、痛みを軽減させることができます。

アイシングは氷水を使い、15~20分冷やすのが原則です。Compression(圧迫)は、ケガをした時の腫れを抑える目的で行います。腫れを最小限に抑えることが早期治癒のポイントです。伸縮性のある包帯を巻いて、適度に圧迫しましょう。Elevation(挙上)は、患部を心臓より高い位置に上げることで、内出血した血液が患部に集中することを防ぐことができます。

以上、4つの処置を行います。ただし、RICE処置は応急処置であり、治療やリハビリではありません。RICE処置のあとは、整形外科などの医療機関を受診しましょう。