お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

競争社会を支える“みんなで子育て”/シンガポール

「人材が資源」といわれるシンガポールでは、小6で全員が受験を経験する。

競争社会を生き抜く子どもも教育費を稼ぐ親も大変。

だがフレンドリーな国民性のせいか、高校生の娘は「過ごしやすい」と言う。

共働き家庭がほとんどだから、炊事はせずに屋台でご飯を買う。

近所に住む祖父母が孫育てに出くわすことも多い。

ゆとりは大切に。

家族みんなでお出かけを楽しむ姿も日常だ。

街の至る所に防犯カメラが設置されているため治安は良い。

ジャングルのような公園には巨木がそびえ、放し飼いの鶏もいて癒される。

多民族国家で、公園団地の窓にはカラフルな洗濯物がそよいでいる。

(シンガポール在住/下村歌)