お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

キニナル業界数字10月号アンケート結果報告「ペットを飼っていますか? (飼っていましたか?」)

アンケート結果を分析すると

ここ数年、ペットの飼育数は増えている。SNSにはペットのかわいい動画が溢れ、見ているだけでも癒される。お母さんたちに、「動物を飼っていますか?」、また「飼っていたことがありますか?」と聞いた。

飼っている、または飼っていた人は6割。気になるペットの種類で多かったのはダントツで「犬(88人)」がトップだが、「猫(65人)」、「魚(57人)」と続き、「ハムスター(34人)」や「爬虫類(14人)」も意外と多かった。

ペットを飼う理由は「心が癒される」「家族が和やかになる」のほかに、「子どもの教育にいい」という答えも多く、複数の生き物を育てている人もかなりいた。

飼っていない理由は、「世話が大変だから」「家を空けにくくなるから」がほとんどで、動物が嫌いだからではないことが伺える。

住宅事情やペットにかかるお金を理由にあげた人も多く、現代の子育て世代が抱える生活環境が、ペットを持つ・持たないに影響することも読み取れた。

ペットと子育てで得た経験や思いについて

1.ペットが子どもに与えた影響
家族のような存在、辛いことがあった時に寄り添ってくれたなど、心の支えになったという人が多かった。

子どもの希望で生き物を飼う時は、約束を守ることや責任を持つことを教え、お世話をすることが大きな学びになっている。

物言わぬ動物の気持ちを考えることが、人への思いやりにつながったという人、ペットを飼ったことがきっかけで獣医を目指しているという人もいた。

2.家族にとってよかったこと
反抗期になりケンカばかりだったが、間を取り持ってくれるのがペットだった。

災害が起こった時に家族が家に帰れず、子ども一人が家で留守番になってしまったが心強かったなど、その存在は家族そのもの。

不登校の子が保護猫を飼いたいというので受け入れたら、そこから家族の会話が増え、笑顔が増えたなど、家族の空気を変える力を持っているのかもしれない。

3.命の大切さを

避けて通れないペットの死。

金魚を池に放したらザリガニに食べられてしまい、命の連鎖や残酷さがどこまで伝わっただろうと疑問に思った。

癒しだった存在が突然冷たくなってしまい号泣した家族も。命の大切さを身にしみて感じることができる貴重な体験だ。しかし子どもの頃に体験したペットの死が辛く、いまだに飼えないという人も多い。

私たち人間もまた、同じ命ある生き物であり、その存在は大切だと伝える機会にもなる。

4.社会問題と豊かさの価値観の違い

「責任が持てないから」とペットを飼わない選択も正しいと思えるのは、保護猫を飼っているという声も多数寄せられたからだ。

かわいいと安易に迎え入れるも、世話をする大変さに簡単に捨ててしまう人もいる事実。

ペットが人生を豊かにしてくれたという人もいれば、旅行や趣味を優先しペットを飼う余裕がないという人もいる。どちらの選択も間違いではない。

5.ペットとのふれあいを通して

 命を預かる責任や世話をする大変さから飼わない人も少なくなかったが、今はペットカフェなどで生き物に触れることもできる。

アレルギーなどの心配もあるが、ペットとふれあうことで子どもに生き物を育てる楽しさ、愛おしさを伝えられたらと思う。ご協力くださったお母さん業界人の皆様、ありがとうございました。

ご協力くださった325人のお母さん業界人の皆様、ありがとうございました。

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