大阪府松原市北新町2-4-11
古来より布にまつわる言い伝えがある布忍神社。御祭神は速須佐男之尊(はやすさのおのみこと)・八重事代主之尊(やえことしろぬしのみこと)・武甕槌雄之尊(たてみかづちおのみこと)で、病気平癒・毒虫の退治の神と称えられ、病気平癒・厄除け・交通安全・商売繁盛の神と崇められています。
毎朝7時には近隣の方が境内清掃のお手伝いに来られます。大切な空間を掃き清めることで、帰宅後の朝食が美味しいと言われ、子どもたちも「おっちゃん、手伝いにきたで~」と元気に参加してくれています。
一方で、松原市民でも当社を知らない方が多いのも事実です。そのため2004年から、柴籬神社・阿保神社・屯倉神社・阿麻美許曾神社・我堂八幡宮の5社と連携して「開運松原六社参り」を始めました。
家族で地域をゆっくり歩き、いざという時にはどこで会おうと話したり、地元の詳しい地理を知って防災に繋げたりしてほしいと思っています。
現代は核家族化が進み、神社にお参りする経験も少ないようです。若い人がふらっと訪れ、みくじを引こうとするので、「先に神さんにお参りしてから」と注意をします。「どうやって読むの?」「漢字わからん」という子もいます。
みくじとは神様のことばをいただくことですが、言葉の芸術家といわれるイチハラヒロコさんと一緒に、吉兆がない「恋みくじ」をつくりました。ユニークでズバッと刺さると、GoogleアプリのCМで有名になり、海外からの参拝者も絶えません。恋愛だけではなく、親、子ども、モノ、仕事、趣味など、愛すべきことすべてが対象です。
母子でこちらを訪れたら、お母さんは子どもを対象に「恋みくじ」を引いてほしい。お子さんは「こどもみくじ」を引いて、神さんと約束をしてもらえたらと思います。
子育てはバトルの連続でいつだって真剣勝負。お母さんたちも忙しくて大変だと思いますが、子どもとしっかり向き合ってほしい。子どもは叱られることも望んでいるのではないでしょうか。
(取材/宇賀佐智子)
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