お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

横須賀のバスや電車でよく聞かれる質問がコレ

「あんな痛ましいこと、どうしてこんなかわいいい子にできるのかねぇ…」。

横須賀市は、気さくな人が多い。

バスや電車に乗ると必ず誰かが私と娘に話しかけてくれる。
多いのはおばあちゃま。
ご自分の子育ての思い出を話してくれる人もいる。

少しおしゃべり、駅までずっとおしゃべり…イロイロ。
そんなあたたかい会話の中、
ほとんどの人に言われるのが、
冒頭のような問いかけ。

絶えず報道される、子どもへの虐待を悲しむ声。
今日ははじめて「あなたみたいに若いお母さんはどう思う?」と、聞かれた。

タイヤの音が響く中、なんだかあんまりいい答えが言えなかった。
一人で子どもに向き合う時間が多いと大変なことはあるけど…とか。

そうしたらそのおばあちゃまは、
「そうよね、あんな事件を起こさせる社会も悪いんだけれどね」と、
おっしゃった。

「子どもは天使って本当ね。天使だわ」
娘の笑顔を見て言われたあたたかい言葉にウルッとくる。

ひとしきりおしゃべりして別れ際、
「どうぞ幸せに」とかけられたその言葉に、
ふと、私は一人の母親であるだけじゃなく、
世の中にこの子を任された責任があると、じーんとした。?

いつも心しているネイティブアメリカンの言葉に
「生きることは、常に7世代先のことを考えること」というのがある。

子どもたちを大切に、幸せに育ててやってほしい。
そう言われる言葉の意味は、
母親として世の中に次の世代をつなげていくバトンなんだと私は思う。

このバトンを、確実に次のランナーにつなぐために
落としたり、渡しそびれたりすることのないよう、
今日も子どもを思ってがんばっていただろう、
あのお母さん、そのお母さんの顔が目に浮かぶ。

吉村優/横須賀市
(お母さん業界新聞201804/MJコーナー)

2件のコメント

ネイティブアメリカンの言葉に触れたのですね。
これを子育て中の人に知ってほしいなと私も思います。
日本の子育ては断絶してしまったものがあまりに多くて、そのために失ったものが多いということを
どこかで昔の子育てをした世代でこんな言葉を漏らす人も出てきていると私は思います。

人間らしさという根本は、今も昔も本当は変わりなく、ただ周りにある物が大きく変わったのだと思っています。
そのため、昔の子育てのよき習慣を、時々引っ張り出して見てみると、なんだ、いいじゃない!と
新たに商品化もされたり…
ネイティブアメリカンの言葉、私も多くのお母さんに知ってもらいたいです。

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