お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

阪急梅田オフィスビル26階が、お母さんの心いっぱいに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、大阪で開催した全労済×お母さん大学共催の一日お母さん大学

この日、お母さんたちと一緒に来てくれた
小さなお客様(0歳、1歳、2歳、3歳の子どもたち)は、20人近く。

果たして講演会になるのだろうか…。

全労済の皆さん、お母さん大学生の子守隊メンバーが
覚悟して、スタンバイしていた。

実は、大阪での会場は、阪急オフィスビルの26階。
普通では、子どもが来る場所ではない。

この日、同じフロアでは、企業の新入社員の面接会が開催されていた。
何となく、緊張ムード。

子どもたちの声がうるさい、と言われたらどうしようと思っていたら・・・

奇跡ではないかと思うほど、終始平和なひととき。

なんで、こんなに平和なんだろう…。

床をハイハイする子。
椅子の下で遊ぶ子。
子守隊に抱っこされている子。
「はじめての日」が流れると、踊りだす子。

平和な子どもたち。
会場がひとつになっている。

なんだ、このいい空気は…。

そうか、ここにいる参加者も、
スタッフもみんなが「お母さんの心」だったからなのだろう。

↑「危ないよっ」と心配するピットくん

後日談・・・

面接に来た若い人たちが、エレベーターを降りるなり、
緊張した面持ちで、
「Aの部屋(面接会場)はどこですか?」と聞く。

お母さん大学生たちは、

部屋を教えながら、
面接がんばってねと、声をかける。

緊張した顔が、ふっと笑顔になる。

一日お母さん大学の部屋だけでなく、
廊下にまで「お母さんの心」が溢れていた。

きっと、子どもたちの声も多少は聞こえたはず。
普通なら、クレームになったかもしれない。

けれど、この日は、
「お母さんの心」が、このフロアーをやさしく包んでくれたに違いない。

ポスターは、忍者の母子。

ある幼稚園の話。
その幼稚園には園庭がなく、
毎日、近くの公園に出かけるとき、「忍者」になるという。

近隣の住民から子どもたちの声がうるさいと言われるからだ。

出かけるときに、先生が、子どもたちに言う。
「みんな、公園に行くよ。さぁ、忍者になってね」と。

ちびっこ忍者が、忍び足で出かけるのもかわいいけど、何ともさびしい話。
普通なら、外に行けると子どもたちは大はしゃぎするはずなのに。

そんなことを思い出して、つくったポスターだったが、
「お母さんの心」でいっぱいになったオフィスビルには、必要なかった。

3日後、大阪市内のマンションの5階から、
2歳の子がお母さんの手で落とされた。

「お母さんの心」を、もっともっと広げなくてはと、
改めて思った。

(お母さん大学学長/藤本裕子)

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