「できる」の花を咲かせたい 岡 基樹
私は子どもの頃、週6日習い事を「させられて」いました。
すべて「やらされている感」があり、イヤでイヤ でたまらなかった。
だからこそ、わが子にはそんな思いはさせたくないと、
自発的に動けるようなきっかけづくりを心がけています。
たとえば、本棚に私の書籍と子どもの絵本を並べて置 いたところ、
私が本を読んでいると、不思議と子どもも 絵本を手にして読み始めます。
同じように、私がピアノを楽しそうに弾いていると、
子どもはまねしてピアノを弾くようになりました。
私が図鑑を興味津々に眺めてい ると、
子どもは手に取って図鑑を読むようになりました。
このように親子が一緒に図鑑や絵本、音楽を楽しんでいくと、
子どもが自然と言葉を覚え、リズム感を覚え、 楽しんで学んでいくことがわかります。
私は高校まで勉強が大嫌いでしたが、大学時代、
恩師に勉強の楽しさを教えてもらい、自ら学び行動した結果、
トップクラスまで成績を上げることができました。
恩師からの学びは、子どもの好奇心を上手に「学び」 や「遊び」に関連付け、
その子の好きなことを活かし、 才能や能力を開花させてあげること。
私の子育て理念に「自主」「自由」「自立」があり、
その子の自主性を尊重し、自由に育て自立していくように促す、
教育というより「発育をコーチングする」の言葉が近いと感じています。
子どもの可能性は無限大。
好きなことをやらせ、たくさん褒めて、
子どもの「できる」の花を咲かせたいと 思っています。
(静岡版Vol.32 2018年6月号)
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