お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

娘の存在に想う

PAPA style 【横浜版12月号:岩崎 秀夫さん】

父親というのはなんとも不思議なもので、子どもが生まれてくる過程で、自分の身体には何の変化も起きない。つわりもなければ、お腹が大きくなることもない。出産時の痛みもない。産後の身体の不調やトラブルもない。なんて不公平なのだろう。

子どもを授かる上で、大変なことはすべて女性の身に起こる。自分では決して耐えることができないであろうさまざまなことを乗り越えている妻と娘を、ぼくはとても尊敬している。

私たち夫婦の元に与えられた新しい生命の存在を知り、そして無事に生まれてきてくれて、今日に至るまで、生や死について以前よりもいろいろと考えるようになった。

人はいつ死ぬかわからない。たとえ今、健康で元気に過ごしていても、いつどんな病気にかかるかわからないし、いきなり事件や事故に巻き込まれるかもしれない。当たり前のようでいて当たり前ではない日々。限られた大切な時間を誰のために、そして何のために使うのか…。答えはとても単純で、それは家族や大切な仲間だと思う。

昨年、娘が無事に1歳半になった頃、会社を辞めた。実家の酒屋の一角を借りて、珈琲豆の焙煎店を開業した。

以来、明らかに家族と接する時間が増えた。たくさんのやさしいお客さんや周りの方々に支えられながら、とても幸せに過ごしている。はじめてだらけの毎日だけど、娘の存在がぼくに自由を与えてくれている。

妻や家族、皆様のあたたかい支えに感謝し、これからも日々精進していきたい。

 

岩崎商店珈琲● https://www.iwasakishowten-coff ee.com/

(横浜版 2019.12月号)

お母さん業界新聞横浜版 12月号発行しました

 

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植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男18歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。