編集長のYOKOHAMAさんぽ
【横浜都市発展記念館】
横浜新市庁舎がいよいよ完成へ。3月28日、29日には市民参加の内覧会が開かれる。
馬車道から桜木町駅へ向かってランドマークタワーを眺めながら歩くことが好きだ。
新しい景観となりこれが当たり前となっていく。
23年前、横浜に来た頃、この辺りの道路はまだ整備工事で、
桜木町に東横線の駅があった。
もう見られない以前の姿を思いノスタルジックな気持ちになる。
関内にある横浜都市発展記念館の企画展「近代横浜を掘る」へ。
新市庁舎着工にあたり、横浜近代遺跡の一つ、
洲干島遺跡の発掘が行われ、出土したというさまざまな品が展示されている。
閉館間際、一人でじっと地図を眺める杖の男性に会った。
以前は横浜に住んでいたが、現在は横須賀に住んでいる。
観音崎辺りの海岸から、ランドマークタワーと高層マンションの間に、
新庁舎ができていくのを見ていたそうだ。
私たちは新庁舎の建つ位置と洲干島の正しい位置とを知るため、
地図と模型のある場所を行ったり来たり。
男性は足が悪いはずなのに杖をつくのも忘れ「知ることは大事だね」と笑顔で話した。
横浜が好きなのだ。
これからもそれぞれの記憶と共に発展していく。
地中に眠る歴史の上に子どもたちの故郷となる「まち」がつくられていく。
(横浜版 2020.3月号)
新型コロナウイルス感染防止のため
2月29日(土)から3月16日(月)まで休館しています。
今後の予定など詳しくはHPでご確認ください。
横浜都市発展記念館
横浜市中区日本大通12
TEL045-663-2424
9:30 ~ 17:00(月曜日休館)
企画展「近代横浜を掘る」
4/12 まで(観覧料300 円)
www.tohatsu.city.yokohama.jp/
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