あの日から9年。
忘れられない3月11日。
大きな揺れ、そして、テレビ画面から流れる津波。
今、現実に、東北で起きている、そのことが信じられなかった。
さらに、福島原発の事故と、ダブルの恐怖が私たちを襲った。
9年が過ぎても、まだ行方不明の人もいる。
9年が過ぎても、まだ自宅に帰れない人もいる。
9年が過ぎても、原発事故の処理は終わっていない。
なのに、遠くの私たちは、それを過去のものにしてしまう。
戦争も同じ。近未来、戦争を経験した人たちが。この世を去る。
そのとき誰が、戦争の不条理、そして悲惨さを伝えていくのだろう。
9年前の津波では、「想定外」という言葉が連発されたが、
もはや、世界で何が起きるかわからない時代が来ている。
コロナウイルスもそのひとつ。
もはや、「想定外」では済まされない。
3.11は、私たちにたくさんの学びを与えてくれたはず。
あの日を忘れないために、私たちができることは何?
情報社会の中で、何が真実なのか。
今、世の中で何が起きているのかを、自分の目で、心で向き合う。
母として、何を考え、何を選択し、どう行動するか。
今、母としてできること、
それは、目の前にいるわが子をしっかり見つめること。
こんなときだからこそ、わが子を見つめる時。
そこから、自ずと答えが出てくるのではないだろうか。
3.11…、あの日から永遠に時が止まっている人のために
今日は祈りたい。
孫たちと三浦海岸にて
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