私の家では、子育てのほとんどを嫁さんに頼っています。
たまに学校への送り出しを任されますが、遅刻しないようにと時間を気にする私を尻目に、
録画をしたアニメに夢中になっている子ども。
最終的には怒ってしまい、泣かせて登校することもしばしばです。
しかし、休みの日は時間に追われることもないため、
子どもを急かす必要もなく、怒ることはありません。
そんな経験をして、最近思うことは、時間に追われているのは親ばかりで、
子どもからしたら「目の前の楽しいこと」しか考えていないということ。
思い返せば、自分が子どものときも、遊ぶことに夢中でした。
両親とも専業農家で、仕事が忙しかったこともあり、放置されていました(笑)。
おかげで自由気ままに育ちましたが、年を重ねるたびにいろんな経験をし、
いつしか自分の経験をもとにした私のものさし(物事の見方・考え方)を、
子どもに当てはめていたような気がします。
純粋な子どものものさしはまだ短く、形も決まっていません。
一般的な正しさを教えることも大事ですが、ケンカやケガ、遅刻など、
いろんな経験や体験を通じて学び、成長してほしいと考えるようになりました。
私の親年齢と、子どもの年齢は同じ7歳です。
子どもの目線になって接してみると、普段の生活の中でも、
子どもに気づかされ、学ぶこともたくさんあります。
これからも、心と時間に余裕を持ち、何が一番大切なのかを考えながら、
子どもと一緒に成長していきたいと思っています。
(久留米市在住 藤吉徹)
(お母さん業界新聞ちっご版Vol.62 2020年4月号 3面 リレーコラム パパスタイル)
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。