お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

長女と双子の子育てを経て。みんなの笑顔のおかげで、今がある。

長女はしっかり者でやさしいお姉ちゃん。
妹が転んで泣いたら「うんうん、いたいねぇ、だいじょうぶよ」と抱きしめ、
何かできたときは「うわ~すごいねぇ、じょうずよ~」とほめる。
疲れ果てた私には、「私がみるけん、いいよ~」と言って、
妹たちの相手をしてくれるその姿は、神かと思うほど(笑)。

長女の育休中はほぼ娘と一対一。
両親にもあまり頼らず、子育て支援施設にもなじめず、
人とあまり接しない生活をしていました。

一方で、下の双子のときは、誰かに頼ってばかり。
夜は夫と2人で抱っこして寝かしつけができましたが、昼は私だけ。
1人が寝たと思ったらもう1人が泣いて起きる、その繰り返し。

2人に同時に泣かれると途方に暮れ、私も極限状態でした。
そこで日中は、両親やヘルパーさんに来てもらうことに。
誰かがいてくれることは大きな安心感と、いい意味の逃げ場を与えてくれました。

子どもたちが「笑顔がいいね」と言われるのはそのおかげ。
いろんな方の協力や関わりがあって、私たちの今があります。

4月から長女は小学校、双子は保育園へ。
私も職場復帰と、生活が大きく変わります。
家族の絆が試される時だと思いますが、笑顔と感謝を忘れずに乗り越えていきたいです。

(西山妙佳さん)

(お母さん業界新聞ちっご版Vol.62 2020年4月号 表紙コラム そのまんま家族)