お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

コロナ休みで気づいた一番大切なもの

「明日どっか山に行きたい!」と、休校中の娘(小4)が突然言い出した。

昨年の暮れ、薪ストーブ仲間に誘われて、
近所の山に登ったのをきっかけに家族登山を重ねている。
だが3日前にも行ったばかり。
山ガールの心に火がついたのか…。

そんなはずはないが、
まぁ天気も良いし仕事も休みなので、
朝倉市の大平山(315m)を目指すことにした。

大平山は、年配者や小さな子どもでも登れる初心者向けの山。
頂上には期間限定の鯉のぼりと希望の鐘があり、
低い山ながらなかなかの眺めだった。
満開の藤棚の下でお決まりのカップラーメンを食べ、
わが家恒例となった「ジャンプ撮影会」をした。

家族で登山を続けてきて、最近気づいたことがある。
昔から恥ずかしがり屋さんで、
よく知った人にでもなかなか挨拶ができなかった娘が、
「すれ違うときは必ず挨拶をする」という登山マナーを守り、
いつしか自分から元気に挨拶をするようになっていた。
私たちも率先して挨拶をし、
すれ違う方も元気に返してくれるので自然と身についてきたのだろう。

そしてもう一つの気づき。
もしかしたら…娘は、山に行きたい!というよりは
「家族で一緒に出かけたい!」なのかもしれないなぁ。

普段から、仕事や地域行事、PTA…、
さらには休日もボランティア活動に参加するなど、忙しくしている私。
これまでは家族みんなで出かけることが少なかった。

ところが新型コロナ禍の中、介護の仕事は多忙だが、
それ以外の予定はぜ〜んぶなくなった!

おかげで今できること、今しかできないこと。
「本当は一番大切なもの」に気づくことができた。
そう思えば、コロナに感謝かもしれない。

水島康生(福岡県筑前町)


(お母さん業界新聞ちっご版Vol.65 2020年7月号 3面 リレーコラム パパスタイル)

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安達真依
お母さん大学久留米の事務局長☆あだっちゃんです。 旦那さんの実家に完全同居。 嫁姑問題に立ち向かいながら、同居のいいとこ探します。 元気な9歳11歳13歳の息子3人。親離れを感じ始めています。 #同居嫁、#年の差婚、#男児3人、#不登校、#PTA役員、