お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

みんなのおかげで成長できる

2歳半違いの長男(小2)と次男(年長)、愛しい息子たちです。
3700gで生まれた長男は、1か月健診で5キロ超え。
そこから数か月、周りからの「大きいね」の声に悩まされた私。
「ミルクをあげすぎじゃない?」と言われるたび、
「太りすぎではないか」と不安になり、
「大きい」と驚かれるたび、
「私には小さくてかわいい赤ちゃんなのに…」と
心の中で反論。
発育曲線からはみ出していないかと、日に何度も体重を測りました。

ある夜、帰宅した夫に「また大きいって言われた」とこぼすと、
「悩むのもわかるけど、大きく育っているのは誇りだよ」と言われました。
私の悩みは彼にとっての誇りだと知ると、
真逆なとらえ方に一気に心が軽くなり、
「このままでいいんだ…」と思えたのです。
体重が増えないことを悩んでいるお母さんには、
「かわいい」という意味での「小さい」という言葉が
負担になっているかもしれないと気づけたのは、長男のおかげです。

次男は、100gでも軽く生まれて…の願い叶わず、
3800gとさらなるビッグベイビー!
同じく「大きい、大きい」と言われて育ちましたが、
記録更新エピソードを披露するのが定番となり、
私も強くなったと実感したものです。

今も悩みは尽きませんが、これまで一緒に乗り越えてきたように、
みんなで思いを分け合っていける家族でありたいと思っています。

(中村愛沙さん)

(お母さん業界新聞ちっご版Vol.67 2020年9月号 表紙コラム そのまんま家族)