お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お出かけ先での授乳や おむつ交換の悩みを解決

赤ちゃんとのお出かけには、たっぷり授乳をしてから、がお母さんの常識。
だが実際は外出先で大泣きされ、休む場所がなくて困った…なんて経験は誰にでもあることだろう。

Trim(中区本社)が開発した「mamaro®」は省スペースに簡単設置できる、完全個室のベビーケアルーム。
商業施設や公共施設への設置が広まっている。

代表の長谷川裕介さんはアプリ「Baby map」の開発に携わり、
おむつ替えのできるトイレや授乳室データを収集。
国内では、当時年間出生数約100万人に対して、
子育て世代の生活者が外出時に利用できる授乳室が2万箇所程度に限られていることに愕然とした。
お母さんが安心してお出かけできるようにと、2015年に起業した。

「落ち着きがなく、よく校長室に呼ばれるような子どもだった」と振り返る長谷川さん。
自身も2児の父親だが、「根底にあるのは、迷惑をかけた母への罪滅ぼし」と微笑んだ。

アプリ開発時、お母さんたちの情報拡散力に驚いた。
この国を支えているのはお母さんであり、そこに必要な情報を残していくことが次世代へのギフトであると確信した。

社員は若い人が多いが、「皆お母さんから生まれている」と伝え、広い視点で経営。
Trim 本社の壁にある小さな鐘とその周りに貼られているたくさんの付箋紙。
いいことをしたら付箋紙に書き、いいことをしたら鐘を鳴らす。
みんなでいいことをシェアし称え合う。
そんな社風に憧れ、訪れる若者が絶えない。

mamaro ® は授乳以外にも、おむつ替えや着替え、離乳食や寝かしつけにも利用できる。
災害時にも役立つことから、道の駅への設置も進めている。

親子をやさしく包むその存在はすべてのお母さんへの感謝のカタチ。
ホームページに掲げる「Pay It Forward」は、
もらった愛を未来につないでいけという、あたたかく心強いメッセージ。

外出先でアプリ「Baby map」を開けば、mamaro ® 設置施設を含む近くの授乳室やオムツ交換台を知ることができる。

 

(お母さん業界新聞横浜版9月号 Mama Smile Link より Trim 株式会社 長谷川裕介さん)

Trim株式会社
横浜市中区海岸通四丁目24番地 創造空間万国橋SOKO 301-A

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男18歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。