一般社団法人エジソン・アインシュタインスクール協会の代表理事である鈴木昭平さんに、
毎月子育ての悩みを聞くコーナーです。
お母さんからの質問
Q/もしうちの子に発達障害があるのならなるべく早く気がついてあげたい。発達障害がある子どもにはどのようなサインがありますか?
鈴木先生からの返答
A/ほかの子とちょっと違うと感じたら、一日も早くそれに対処した教育を行うことが大切です。
就学前でもいくつか、発達障害に関する、気になるサインがあります。
まずは、お母さんと目を合わせないことです。お母さんからの大切な情報が脳に入力されず伝達もできていない状態を示しています。「この子は人と目と目を合わせないな」と気づいたら発達障害を疑ってみる必要があります。
それから、異常な夜泣きもサインの一つかもしれません。赤ちゃんの夜泣きには、おっぱいが欲しくなったり、
オムツが汚れたりするなどの理由があります。しかしそれ以外の理由で、異常に頻繁に夜泣きをする場合には注意が必要です。
日中のストレスが原因の場合、長期間続くと、やがて情緒不安定な子どもになりがちです。
頻繁に奇声をあげる場合も気をつけてください。奇声をあげる子の根底には、自分の感情を相手に伝えられないもどかしさがあります。
これは意思を言葉によって理性的に表現できないことが原因です。
自分をコントロールするには「我慢の神経回路」を形成することが必要ですが、
十分に形成されないまま言語能力も改善されずに大人になると、突発的に暴力行為を起こす可能性もあります。
お母さんが子どもの状態を理解し、笑顔で接してください。いつもお子さんのことを見ていれば、
僅かなサインにも気がつくことができます。
鈴木昭平先生プロフィール
1992 年より発達障害児の改善指導に取り組む。2009 年、一般社団法人エジソン・アインシュタインスクール協会設立、代表理事。現在、改善指導実績は約6000 件に及ぶ。 著書「育てにくい子どもを楽しく伸ばす17 のコツ」「発達障害を改善するメカニズムがわかった!」(コスモ21)、「子どもの脳がどんどん良くなる」(KK ロングセラーズ)等多数。
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【講演会情報】
●東京 9/13(日)・27(日)
●関西(芦屋) 9/21(祝・月)
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