フォトグラファー野澤亘伸氏が日本ユニセフ協会の現地視察に同行し、
紛争地やスラムなど世界の貧困地域で撮った写真たち。
ブルキナファソの金鉱で働く少女、ナイジェリアのごみの上で生活する人々、
レソトのエイズで親を亡くした子どもたち…
一枚の写真が暑さや匂いの記憶までを呼び覚ます、と著者。写真は文章よりも雄弁だ。
本書を手にするのは、豊かな日本で暮らす人々。世界の子どもたちの貧困を知り、
自分には何ができるだろう、本当の幸せとは何かと考える。
読後の感想やアクションは人それぞれ。だがきっと、心揺さぶられる一冊。
その気づきが、人生のさまざまな場面において、一つのきっかけになればと願う。
(青柳真美)
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