お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

子どもの気持ちを中心にした コミュニケーションを

「お母さん業界新聞ちっご版」に11月号から新しいコラムがスタート!

コラムタイトルは
「おなか元気な仲間たち」

久留米市で農業と飲食業、就労支援を通して
子どもたちの未来をつくる「おなか元気グループ」
の仲間たちを紹介していくコーナーです。

さて、
記念すべき第1回目は!!

筑後若者サポートステーション(サポステ)
総括コーディネーター 藤井幸恵さんにお話を聞いてきました。

ひきこもり100万人時代といわれる今、
働くことに困難がある15歳~49歳の方たちが就労について相談できる身近な場所として、
全国177か所にある地域若者サポートステーション(通称「サポステ」)。

久留米では2013年7月に「筑後若者サポートステーション」が開所、
利用者一人ひとりに専門スタッフが寄り添い、年間約100名の就労支援を行っている。

高校卒業後、18年間ひきこもり生活をしていたYさん。
5年前に父親が他界すると間もなく母親も亡くなり、孤独になった。
地域の民生委員に伴われ、サポステに来所した。

はじめは「ぼくは何もできない、何もしたことがない」と言っていたが、
母親を介護した経験と持ち前のやさしさを生かし、老健施設で行われた5日間の職場体験に参加。
本人は「十分にできたとは思わない」と話したが、施設から「働いてみないか」と誘われて就職。
今では主任として重要な仕事をこなしている。

ひきこもりのきっかけや原因は人それぞれ。
だが幼少期に親に褒められた経験があまりなかったり、
過保護にされ自ら選択する機会が乏しかったりで、
自己肯定感を育めないことが要因の一つとなる例は少なくないという。

ご家族からの「どうしたら一歩踏み出せるか?」という相談に対し、

総括コーディネーターの藤井幸恵さんは

「第三者に任せてみることも一つ。家族セミナーに一緒に来てもらっても大丈夫です。決して無理強いはせず、お子さんを中心に家族のコミュニケーションを大事にしてください」と話す。

子どもを思えばこそ、「あーしなさい、こーしなさい」と指示してしまいがちなお母さんたちへ、
「子どもの気持ちを中心に、主体性を重んじ、誉めて育てるのがポイント」とアドバイスをくれた。

筑後若者サポートステーション(久留米市役所2階)
TEL0942-30-0087 info@chikugo-saposute.com
https://chikugo-saposute.com/

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ