お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

Piece をつなげ Peace を目指す日々

家では妻と子どもたち(息子5歳・娘1歳)とわいわい暮らしています。

仕事は言語聴覚士。
病院に勤務し、院内と在宅医療で主に言語の理解や、
話したり書いたりすることが難しくなる「失語症」、
飲み込みが悪くなる「嚥下障害」、
ろれつが回らなくなる「構音障害」の方々が、
どうやったら住み慣れた家や地域で最期まで自分らしく生活できるか、
リハビリテーションを軸に考え、向き合っています。

目の前にいる方の尊厳を最期まで大事にしたい。
食べたいものを好きな人と一緒に食べられる。
自分で選べる。
想いを伝えあって笑ったりけんかしたりする幸せな日常をつないでいきたい…
そのためには、目の前の方だけへの対応では取りこぼしてしまう限界を、
何度も経験しています。

職場外の方々とも積極的に関わりをつくることが大切と感じています。
失語症者向け意思疎通支援事業、
訪問リハ振興財団、
車いすでもあきらめない世界をつくる「WheeLog」、
日本言語聴覚士協会(介護保険部)、
がん告知を受けても動揺しない社会を実現する「CancerX」、
神奈川県回復期リハ病棟連絡協議会、
想いをカタチにする有志プロジェクトなどに関与。

日々のつながりの先にある子どもたちの暮らす未来が、
少しでも穏やかで、やさしさにあふれていたらと願い、活動しています。

息子はロボットのパーツや言葉の表現の組み合わせで
「そこ、つないじゃうの」を平気でやり、自慢げに話してくれます。
息子の型破りな自由さと成長の早さにお口アングリーなパパですが、
一瞬にして家中にハハハハと4つの笑い声が共鳴して、なんだかやる気が漲ってくるんですよね。
生まれてきてくれてありがとう。

阿部 学さん

みんなでつくるバリアフリーマップ
「WheeLog」

お母さん業界新聞横浜版 11月号 パパスタイルより