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大阪大学の学生食堂に潜入(豊中市)/大阪版

社食潜入レポ
大阪大学生協図書館下食堂(豊中キャンパス)

国立大学法人大阪大学は吹田・豊中・箕面キャンパスに
11 学部・16 研究科・6 付属研究所を持つ総合大学。
2020 年4 月の入学者数は全国の国立大学の中でトップの3339 名。

阪大のソウルフード天津麻婆丼、通称「テンマ」
ワクワクの学生気分で初めての学食潜入!
大阪大学豊中キャンパス、食堂がある総合図書館は
バス停が近く売店もありにぎやかだ。

コロナ対策用の仕切り版の向こうに学生たちの会話が聞こえる。
学問の話はチンプンカンプンだが恋愛話には思わず顔が緩む。
共創機構特任准教授の松行輝昌さんおすすめの天津麻婆丼をオーダー。
何度もアレンジを重ねてきた人気メニューで専用レーンもできた。

注文を受けてから鉄鍋で卵焼きをつくる。
白飯、卵焼き、中華あん、ひき肉・豆腐・キャベツ入り麻婆豆腐、上には青ネギ。
ピリ辛を和らげるふわっふわの卵焼きが美味しい!とろとろの中華あんがミソ。
10 月の食堂再開時、スタッフも驚きの800 食が出た。
厨房は1 週間交代制だが、卵焼き担当は熱くて腕の疲れも半端ない。
それでも毎日並ぶテンマファンのためにがんばっている。
「一人暮らしの学生も、しっかり食べて大学生活を楽しんでほしい」と、前川薫店長。
一般者も利用可。学生時代を懐かしむもよし、子どもたちの未来を想像するもよし。

<取材を終えて>
コーナー初の学食は、阪大(はんだい)。
「テンマ」をぜひ!と聞いてましたが、その人気と美味しさに感激。
卒業生たちにとっても思い出の味でしょうね。
熱くて重い鉄の中華鍋をふってくれるスタッフさんのおかげで
出来たてでほかほかのテンマが食べれます。
「辛いのが苦手だったら、ヨーグルトと一緒にどうぞ」と
すすめていただき、デザートも堪能!
他にも魅力的な小鉢がたくさんありました。

取材当時はコロナ禍が少し落ち着いてきた頃でしたが
今はまた学生や職員さんたちも苦労しているでしょう。
一日も早く、仕切り板なしで楽しくおしゃべりしながら食事ができることを
願っています。

MJ 宇賀佐智子
(お母さん業界新聞大阪版2021年1月号掲載)