お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

尻こすり坂上からの眺め

野毛山動物園のちょうど裏辺りを運転中のこと。
道を間違えて大きな道を探していると、何やらすごい場所に出た。
思わず振り返り、ちょっと降りてみたくなって、傍らの駐車場に車を停めた。

ここは「尻こすり坂」。
横浜の「温故知新のみち」にも指定されている。
坂を上りきると野毛山公園の展望台があり、横浜のまちを一望できる。

その聳え立つ壁のような道路は圧巻で、上から覗き込むと、ジェットコースターが急降下するような、
下から見上げると、車が転げ落ちてきそうなくらい、スリルを感じる坂だ。

最大勾配13度余りというこの坂を、一人うなって眺めていると、
道端でメダカに餌をあげていたおじさんが、いろいろと教えてくれた。
昔は砂利道だったこと。一本松小学校へは坂の手前を曲がるため、坂を登らなくてよかったこと。
子どもたちは「急坂」と呼んでいて、冬に雪が降るとスキーをして遊んだことなど、
何十年も前のことをつい昨日のことのように話してくれた。
この辺りの住民たちは、藤棚商店街へ行くときには必ず坂を越える必要があり、生活には欠かせないとも。

時折自転車が坂を下ってくる。
猛スピードだが、上るときはさぞかし大変だろう。
子どもを乗せて行くことはできるだろうか…。果たしてベビーカーを押す場合は…。

そんなことを思いながら坂を上りきると、ランドマークが顔を出す。
三方に下る道の頂点は、空にも近い一人舞台。
なんだか清々しく、いい気分になるのだった。

(お母さん業界新聞横浜版 2021年9月号 編集長のYOKOHAMAさんぽ より 植地宏美)


尻こすり坂(西区西戸部町)


下から見上げる坂


撮影技術があれば…悔やまれます


温故知新のみち 案内板も


野毛山公園展望台 とオリンピック記念碑

横浜版では、
表紙撮影にご協力いただける企業、個人でお仕事をしているお母さん、
パパスタイルを書いてみたいお父さん、
こんな情報知ってる?という、お母さんの口コミ情報をお待ちしております!
ueji@okaasan.co.jpまでご連絡を!

■お母さん大学
フツーのお母さんたちが、日々の子育てを綴っています。
詳しくはコチラ

■メール版
平日の朝8時にほっこりメールが届きます。
うっかりしていると、満員電車でうるうるしてしまうことも。
アブナイアブナイ…そんな子育てのあったかさ満載のメルマガです♪
詳しくはコチラ

■横浜版入手先はコチラ
配布場所はお母さん記者が手配りしている一部の場所です。
お住まいのお近くの場所をお教えしますので、ご連絡ください。

4件のコメント

尻こすり坂、横須賀にもあります!
(ちなみに地獄坂も)
野毛山動物園、ベビーカーで友達とそれぞれ子どもを乗せて坂を上がったことがあります。。
ベビーカーを押す腕はほぼまっすぐ上をピーンと伸ばさないといけないほど、大変な坂道でした!
汗だくで動物園に着いて、次は絶対バスの時間調べようね!!ってなりました笑

コメントありがとうございます!
そうなんですよね、私も今回調べていたら知りました!同じ由来かしらね?
(リアカーを押しながらのぼるときにお尻が擦りそうなくらい急な坂)
私もアキレス腱が伸びすぎる!と思いながら何度か上りました(笑)

個人的には動物との距離が近くて、子どもに見せるならここって思う。けど、動物園がそもそも苦手なの、私(笑)なので、2回くらいしか行ったことないんです…ハハハ…

コメントを残す

ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男18歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。