お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お母さん業界新聞のデータベースが完成 ~リアルな子育てマニュアル~

お母さん業界新聞のバックナンバーが、新聞書式のまま「お母さん業界新聞社」公式サイトで読めるようになりました。無料で、誰でも読むことができます。

子育ての日々は上がったり下がったり。記事には「“お母さん”でよかった」もあれば、「 “お母さん”やめたい」もある。

「忙しくて “お母さん”できていない人」「子育てがうまくいかず、落ち込んでいる人」などにもおすすめです。

お母さん業界新聞社ができること

『お母さん業界新聞』のデータベースが詰まった、お母さん業界新聞社の公式サイトを開設。

バックナンバーが新聞書式のまま読めるようになった。一枚一枚ページをめくっていくことができる。
現在は第2期(2008年6月)から先月分までだが、将来的には初期(1999年~2008年5月)のデータも追加する予定だ。

古くなれば古くなるほど、いい味が出るお母さん業界新聞。いつでもどこでも、誰でも読めるようになったので、ある意味、「お母さんはスゴイ!」の情報が永遠になったといえる。

いつの時代も変わらない母ゴコロ

ウェブで新聞をめくりながら、懐かしい顔、懐かしい記事ににんまり。今はこうは書けないなと尖がった記事に、自身の若さを感じたり、社会の変化を憂いたり。

またお母さん記者の昔と今を比べたり、その子どもたちの成長していく様を追ったりして、新たな感動もあった。

新聞を読めば、わが子を想う「母ゴコロ」は今も昔も変わらないことがわかる。
子育てに正解はなく、みんながんばっているが、完璧なお母さんはいないし、子どももそれを望んでいないことがわかる。

「子育ての失敗」や「親ばかバンザイ」は最高の情報。だから一人でも多くのお母さんに、新聞を読んで、笑顔になってもらいたい。

新聞の読み方、楽しみ方

新聞は「発行順」になっていて、新旧どちらからも読める。「特集」テーマを選んで読むこともできる。またお母さんたちのプレビュー(感想)から「共感記事」を読むことも。お好きな方法で楽しんでほしい。

時には仲間と集まって、「特集」テーマについて話したり、「母ゴコロ」から共感記事を選んで話したり…。皆さんで活用法を見つけてほしい。

根性がある紙媒体

デジタル化が進み、「もう紙の時代ではない」と言われてきたが、それでも紙にこだわった。ウェブなら文字数制限もなく、自由に書けるが、新聞は限られた文字数で伝える必要がある。なんというか、ウェブと紙の記事は、「根性」が違う気がする。

新聞は皆で編んでつくるもの。共感や連携が大事だし、それによって世界が広がり、意識も上がっていく。だからこそ、30年以上新聞をつくり、「お母さん、ペンを持って」と言い続けている。

仲間へのサプライズ(オマケ)

本紙前号のはみだしコーナーに、「藤本編集長が新聞を制作している仲間たちに、乾杯30周年を記念してビッグプレゼントを用意している」と書いた。支局のメンバーたちはハワイか温泉ツアーを期待したかも。

特に、近くにいる編集部の青柳や金子にはバレないようにと、スタッフの矢吹と娘(三女)と3人で、こっそりデータベースをつくっていった。

乾杯の日に、みんなを感動させたかった。だが完成後、リンクミスやタイトル間違いがいくつも見つかり、結局、迷惑をかけてしまった。

大阪支局の宇賀が過去記事の校正まで出すもんだから、「いけず~、やめて~、そこは時効や」と叫んだ。(藤本裕子)

 

「お母さんはスゴイ」は不変の真理

ふと「私がお母さんになったときに発行されたものを読もう」と頭に浮かんだ。2012年2月第44号とある。私が新米お母さんで弱々しく生きている頃、新聞はすでに44号。

でもそれは2008年からの発行分が44号であって、実際は30年前から、名前を変えつつも新聞を発行し続けている本部の皆さん。改めて、その歴史に脱帽。

細かな構成は今と違うが、大きな構成は変わらない。表紙が「躁うつ病治療中」のお母さんだったり、精神科医への質問コーナーがあったり。正直、内容が今より「とんがってる」感じ。

全体的に、さまざまな年齢や立場のお母さんを意識してつくっていることが、ひしひしと伝わる。2022年1月号に、DV被害者の方の記事が掲載されたことがあったが、それくらい尖った記事が今ももっとあっていいのかもしれない。

それはさておき、全体の感想は「お母さんの心は変わらない」ということ。どれだけ時代が変化しようとも、環境が変わっていようとも、お母さんが子どもを想う心、子どもを通して見えるものは大きくは変わらないのだと。

そう、変わらない。となると、以前に比べて育児が苦しく思えるお母さんが増えているのは、過剰な情報のせいだったり、SNSとかのせいだったりするのだろうか。「隣の芝生」が見えすぎるようになったこと。過去記事を読んでいて、なんかほっとする自分がいる。

あー、昔(と言っても15年前とかだが)のお母さんたちもみんな一緒なんだなと。みんな同じように、悩み、もがきながら、子どもたちと向き合って生きてきた。

そう思うと、子育ての軸はとてもシンプルで、この先メタバースが当たり前の社会になろうとも、AIが人間の仕事を取って代わろうとも、「お母さんはスゴイ」ってことは不変の真理であり続けるのだ。

過去記事、スゴイ。お母さん業界新聞、スゴイ。私は購読を始めて5年のひよっこ。しかも最初の2年くらいは流し読みで、全然しっかり読んでない。今からちゃんと読みます、はい。 (天野智子)

お母さん業界新聞のバックナンバーが読めると聞いて…

●バックナンバーをちらりと拝見しました。「○○年○○号」と文字が書いてあるだけでなく、表紙がズラッと並んでいるので、それぞれの笑顔の家族写真を見るだけでワクワクしました。

1年ごとにページが分かれているのも、見やすくていいなと思いました。

私が母になった2017年を見てみました。乾杯のひまわりが気になり、7月号をのぞいてみると、特集はお味噌の研究でした! 特集記事=文字ぎっしりのイメージだったので新鮮でした。

まだゆっくり読めていませんが、私は図鑑や辞書のようにバックナンバーを利用すると思います。少し先のことを知ったり、同じような悩みを持つお母さんの記事を探すと思います。    (木綿萌)

●自然なお産、10代の妊娠出産、胎内記憶について…。こう言っては何ですが、今よりかなり踏み込んだ内容のものが多く、もしも今Twitterに載せたら秒で炎上しそうだなぁとも感じました。

ですが、それだけ読み応えがあり、お母さん業というものがいかに奥が深いものかということを、改めて痛感させられました。

中でも衝撃的だったのは、16歳で妊娠出産した夫婦の特集を取り上げていたこと。

ここ最近、若年で妊娠出産したものの、出産直後に遺棄したり、虐待してしまったり、という悲しい事件が相次いでいました。10代の出産、賛否両論あるかと思います。

一概にどの選択をすべきか、簡単に結論を出せない問題、書き方次第では批判やクレームもあり得る問題にあえて踏み込んだところに、藤本編集長の新聞への思い入れを強く感じました。

この方々は今、どうしているのだろう…と、ものすごく気になってしまいました。

新聞を読みながら、これまで新聞に登場した皆さんは、今どんな人生を送っているのだろう…と思いを馳せるのでした。

どんな人生であったとしても、すべてのお母さんとお子さんの人生が、彼らにとって幸せなものでありますようにと、願わずにはいられません。
(藤川綾子)

●娘が生後4か月だった頃に初めて手にした号を読んでみました。表紙と「お母さん業界」の文字に惹かれたことを思い出しました。

2017年3月号の「お母さんたちのヒヤリ体験」特集を「あぁうちの子もこうなっていくのか…!」とハラハラしながら読んだ、新米母でした。

でも、私だけじゃなくて、どこかで誰かもヒヤヒヤしながら子育てをしているんだと、特集から感じることができて、自分の世界が広がったのを覚えています。

2017年6月号「夢にカンパイ!」に、生後半年だった娘と載せていただき、「父の日」特集に私の父のことを書くことができて、親孝行の詰め合わせのような、この号も忘れられません。 (吉村優)

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