お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

母ゴコロ横丁/やりたい!に素直な子

昨日の夕方、私は確かに悲しんでいた。

「庭の水やりお願い」って言っても一向に動かない息子に。

夏休みのお手伝いとしてパターン化していればよかったが、急に言われたことに弱い息子。気が乗らなかったら、本当にやらない、テコでも動かない。

ちょっとの手伝いもしてくれないのかい。なんか心が元気なくて、怒るでもなく泣けてきた。

確かにそうだったんだけど、今日はどうだい! 「お昼は焼きそばつくるー」と、妹と率先してつくってくれた。

「へい、らっしゃい!らっしゃい♪焼きそばだよ〜!」と夏祭りの屋台風に。ゴロッとした乱切り人参もご愛嬌。鼻歌まじりに2人で最後までやり遂げた。

やりたい!と思ったことは、こんなに楽しんで主体的にやるんだなぁ。もちろん美味しかった。

というわけで、昨日のお一人様劇場は要らなかったなぁ。だけど時々登場しちゃうんだよね。感情と感情が体当たり。どっかーん!どよーん…スマートじゃないけど、こうやって続いていくんだろう。

息子はただただ素直! 昨日の水やりも、今日の焼きそばも。「やりたくない」には理由があったけれど、やってくれたときに、ありがとうのシャワーはかけておく。

まだ甘えん坊な反面、反抗期に片足突っ込んだキミ。母をたくさん悩ませ、気づかせてくれる人。

今日のことは大切に覚えておこう。ありがとう。ごちそうさま!
(山﨑恵/川口市)