お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

わたしごと/転職後に"小1の壁”を経験、 今はご近所さんに支えられて

*どんなお仕事ですか?

広告に出演するタレントやインフルエンサーをキャスティングする部署に所属しています。
出社とリモートワークが半々で、デスクワークが中心ですが、現場の立ち合いなどもあり、撮影の日は早朝から深夜勤務になることもあります。

*仕事の楽しさや、やりがいについて教えて

もともとタレントのマネジメントの仕事を20 年ほど続けていました。次男を出産、長男の小学校入学を機に、子育てにウエイトを置けるように転職しました。

依頼する側とされる側、逆の立場になったわけですが、これまでのキャリアを生かせる仕事と思えました。幸い、当時の取引先で信頼できる会社とわかっていたので安心でした。

実際に、育児や勤務体制についても相談しやすく、スムーズに働くことができています。

*仕事と家庭の両立はどうしていますか?

保育園に預けていた頃は、早朝から22 時頃まで、仕事の状況に合わせて延長保育を利用。

小学校に入学した当時は登下校時間が決まっているので、朝早く子どもだけを残して先に家を出たり、学校から帰宅後、一人で待たせたりすることに不安や心配もあり、いわゆる「小1 の壁」を経験して今があります。

現在、長男は小学4 年生になりました。塾や習い事のスケジュールをパズルのように組み合わせ、遅刻や忘れ物がないように、帰宅してから家を出るまでの行動と持ち物を記した、置き手紙をするようにしています。

仕事で急に遅くなる日は、同じマンションに住んでいるお友だちに協力を要請。夜までおうちで遊ばせていただくなどして、とても助かっています。

*子育てで心がけていることは?

のんびりタイプの長男と、負けん気が強くてひょうきん者の次男。普段は仕事が忙しく、子どもとの会話が指示や言いつけのようになってしまい、子どもが寝た後に悲しくなってしまうことがあります。幼い時期は限られているとわかっていても、なかなか自分の行動と思いを一致させられません。

その分、休日は、思いっきり子どもたちと遊ぶ時間をつくるように心がけています。子どもたちと料理をしたり、キャンプに出かけたり…。家族の楽しい思い出を彼らの記憶に残せたらと、いつも考えています。

*子どもに伝えたいことは何ですか?

仕事では新たな勉強やチャレンジの機会が多く、緊張もありますが、刺激的でとても楽しい毎日です。

また、趣味で茶道を嗜んでおり、外国の方や子どもたちに、その楽しさを伝える場をつくっています。

普段から、応援してくれる家族への感謝を忘れずに。子どもたちには、何事も一生懸命に取り組む母の姿を見せられたらと思います。

これからもずっと、家族みんなが笑顔でいられるように、私なりに努力して過ごしたいです。
(取材/植地宏美)

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