お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

わたしごと/理解のあるあたたかい職場 おかえりと迎えられる仕事です

*どんなお仕事ですか?

生活協同組合ユーコープ(営業企画・コミュニケーション推進部営業企画課宅配グループ所属)で宅配業務の本部パートタイム職員をしています。 4.5時間と短時間勤務ですが、宅配センター向けにデータを提供したり、届いたさまざまな書類をまとめたり、伝票処理作業もあります。

*仕事の楽しさや、やりがいについて教えて

長男が1歳9か月の頃に入職しました。子育てを中心にした働き方ができたらと思っていたので、午後からの勤務、短時間という条件が魅力的でした。
たくさんの書類を扱う複雑な事務なのですが、自分が携わることができる仕事が少しずつ増えていくことがやりがいです。

*仕事と家庭の両立はどうしていますか?

隣に住んでいる母に助けられています。母は次男が通うキッズクラブのスタッフをしているので、登校時もウォーキングがてら、ほかの子どもたちの様子も見守ってくれています。

昨年、長男が小学校に行きにくくなった時期があり、私は学校へ付き添いました。出勤時間に間に合わないこともありましたが、上司が融通を利かせ、周りのパートさんたちも助けてくれました。

おかげさまで徐々に学校へ通えるようになり、無事に卒業を迎えました。本当に人に恵まれていると思っています。

*子育てで心がけていることは?

お弁当をつくり、みんなを送り出してから猫の世話と、毎日、朝はバタバタです。長男誕生から13年があっという間に過ぎ、わが子の幼い頃を思い出すこともできないほど、必死で子育てをしていたのだと感じます。

仕事から帰宅して遅い昼食をとり、子どもたちの帰りを待ちます。何をしてあげるわけではありませんが、次男をおかえりと迎えます。平日は塾などもあり、なかなか家族全員で夕食をとることもなくなってきました。

学校行事にも積極的に参加してくれる主人とともに、子どもたちの将来の選択肢が少しでも多くなるよう、また自信が持てることを一つでも増やせるように、サポートしていきたいです。

 

*子どもに伝えたいことは何ですか?

ダンスの専門学校を卒業した私。子どもが生まれる前は、キッズダンスのアシスタントをしたり、イベントに出演したりしていました。

長男が幼稚園の頃、偶然見つけたダンスチーム「サニーmamaダンスサークル」。今では私にとって、家庭や職場とは異なる大切な場所になっています。一人ひとりの個性を大事にするメンバーと、いつかは全国公演もやってみたいと思っています。

子どもたちには、イベントや練習についてきてくれてありがとうと伝えたい。時に、「間違えたよね」と指摘され胸に刺さります。完璧だったと言ってもらえるようもっと精進したいです。 (取材/植地宏美)