お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

麻酔なしの手術を 乗り越えられたのは

昨年、友人が東京y’sBe学園という、小・中・高校に馴染めない子どもや親ごさんのための、自尊心を育む自由学園を設立したご縁で、実学講師の一人として入学式に参列。コロナ禍もあり、不登校の生徒さんが全国に多くいる現実を目の当たりにしました。

一方で私は、昨年まで、母校である早稲田実業学校の理事・評議員として17年間お世話になりました。
真逆の環境下にある子どもたちに関与。現職では年間約2万7000人の経営者・社会人教育に携わっています。

この先AI やIT化が進みますが、基本は人です。善を行い、思いやりややさしさを持つことが大切です。

三つ子の魂百までといいますが、子どもはお母さんの鏡であり、幼子はまずお母さんの真似事から始めます。

実は私、21歳のときに顎を複雑骨折しました。母が病気で自宅療養中だったため入院をせず、麻酔なしで6時間の手術をすることになりました。医師に無謀と言われ、大丈夫です!と答えると、「3人に1人は気絶しますよ」と。

支えとなったのは母という概念です。お母さんは凄まじい痛みに耐え、命がけで母となる。男子たる者、そんなお母さんたちに負けられないと、お産をイメージしてがんばりました。世界中の偉人やスターも母から生まれ、一人で大きくなったわけではありません。

すべてのお母さんに感謝です。

(一社)公開経営指導協会理事長
喜多村 豊