実の母娘が演じる、母と娘2人だけの物語。
風姿花伝プロデュースVol.9「おやすみ、お母さん」。
息つく間もなく続く、掛け合いの台詞についていくのに必死でした。
元来「なんとかなるさ」思考で、そこまで思い詰めた経験がない私。
「死」をイメージするのは、正直難しかったです。
だからこそ、自分がセルマでジェシーという娘がいて…と
一生懸命に想像しながら、観ていました。
あの手この手でジェシーをとめようとするセルマには
ああきっと、こんなこと言ったり、やったりしちゃうんだろうなと共感しつつ、
「ジェシーお願い。もうここでおしまいにして」と、祈るような気持ちでした。
とにもかくにも
那須佐代子、那須凛という稀有な才能を持った女優
2人の鬼気迫る演技に圧倒されまくりの1時間45分!
もともと演技のうまさには定評があるお2人。
でもきっと、これまでのキャリアを超越した、素晴らしい演技!
と評されるのではないでしょうか。
2人にしかできない、2人だからこそ演じられた
「おやすみ、お母さん」
私も、お母さんだから、震えました。
▶上演前のお2人を取材した、お母さん業界新聞の記事もよかったらぜひ!
「那須凜 & 佐代子が親子で挑む 『おやすみ、お母さん』」
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