お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

出身を話すと、 佐賀はつまらないでしょ~ とよく言われるけど

東京生まれの横浜育ち。佐賀に嫁いで14年になりますが、出身の話をすると、よくそんな風に言われます。

確かに流行りものは手に入れにくく、遊びのスポットもそんなに多くありません。でも佐賀には、横浜にはないものがたくさんあります。

のどかな農村風景、田んぼの向こうに見える美しい山々、有明海の干潟に沈む夕日、どこまでも広がる満天の星空、季節の花々が咲き、秋には熱気球が空を彩ります!

中でも感動するのは、田植え前の水を張った田んぼです。鏡のように空を映してとても美しく、たまたま通りかかると、車を停めずにはいられません。

毎日のようにふとした景色に感動がある、自然豊かな佐賀が、私は大好きです。

3人男子の母ですが、末っ子が3歳になった頃のこと。これから生きていくために、土のある生活がしたいと願っていたら、お母さん大学のご縁で、ファーム活動をさせてもらえることになりました。

そこはまるで第二の実家のよう。子どもたちを見守ってもらいながら、心地よく過ごさせてもらっています。

最近、マンションから庭のあるアパートに引っ越しました。日に日に遊びもケンカもダイナミックになっていく三兄弟に、できるだけ「うるさい!」と叱らずに過ごしたい…、私のストレス緩和のためです。

コロナ禍の日々も、公園や広場が点々とある佐賀で本当によかった。家にこもることなく心を解放することができ、子どもより、むしろ大人のほうが救われていると思えます。

佐賀で50年続く子ども劇場に入ったのも、私がこの地に根付いていけた大きな理由の一つです。子ども劇場は子どもと一緒に心を動かす場所。

地域のさまざまな年代の方に、子育てって悩み事もたくさんあるけれど、今しかない子どもたちと過ごす日々を遊び心をもって楽しめるんだよーと教えてもらいました。

つまらないどころか、佐賀の名湯「ぬる湯」のような、ゆるりとあたたかな刺激のとりこです。ふるさと横浜と同じくらい大切な場所ができ、遠くに嫁ぐのは寂しかったけれど、幸せだったなーと思えるのです。

佐賀が、魅力度ランキング最下位だなんて、きっと何かの間違いです。

1件のコメント

コメントを残す