「お母さん、やっているだけで素晴らしい」と心から応援している、ばなな先生です。
どんなお母さんにもある、わが子を自然にいきいきさせちゃう「４つの力」をお伝えしています。２つ目の力は「それがいい！」という採用力です。
子どもたちに「お母さんに何してあげたい？」と聞くと、「喜ばせたい」「幸せにしたい」に次いで多いのが、「役に立ちたい」 です。
あるお母さんに「子どもたちが夕食時に騒がしくしたりケンカしたりするので、イライラする」と相談されました。
話を聞くと、かつてご自身が、お母さんに夕食の支度のときによく怒られていたようです。料理に厳格な義母（祖母）の影響で、お母さんがピリピリしていたと。
小学生の頃は「もっと楽に料理しなよ、私、お母さんのつくったもの、どれも好きだから」と言い続けていたそうです。そこでぼくはお母さんに「今度はお子さんの意見を採用してあげてください。いいことがあるはずです」と言いました。
すると子どもたちは「一緒に料理がしたい」と言い出し、お母さんは「どうなってもいい」と一緒につくったそうです。もちろん出来は悪いしこげもある。でもものすごく心が軽くなったと。
以来、夕食が苦痛ではなくなったそうで、「私が母親を意識しすぎて、ピリピリしながら料理をしていたんですね」と話しました。
子どもの提案は、親の役に立ちたいという願いにつながっています。時々素直に採用してみましょう。
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