お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

子ども写真は楽しく撮ろう

ごめんなさい! 先に謝っておきます。

「ここに立って」「こっち見て!」「にっこり~!」カメラマンとして家族写真や子ども写真を撮る際は、計算された背景で、家族全員が笑顔かつカメラ目線の完璧な写真を撮らなければいけないので、お子さんたちにあれこれ注文をせざるを得ないこともあります。

でも、私が撮影している横で「ふざけない!」「笑って!」とママやパパが声がけするほど、お子さんたちの表情が曇っていきます。大人だって大きなカメラを向けられ、「笑って」と言われても、なかなか笑えないのと同じです。

笑顔の写真を撮りたい。きちんとしている姿を撮りたい。親のその気持ちが強すぎると、お子さんにとって「写真を撮られる」ことが窮屈に感じられ、その結果、撮られることが嫌いになります。

私が写真を撮ろうとすると、「写真やだ~!」と逃げ回ったり、カメラを向けるとそっぽを向いたりするお子さんも、少なくありません。

スタジオでの記念撮影、七五三の出張撮影…そういった場面では、お子さんたちに負担がかかります。だからこそ、ママやパパが普段お子さんを撮るときは、あまり口うるさいことは言わずに「ありのままの姿」を受け入れてあげてほしいのです。

笑顔じゃなくても、カメラ目線じゃなくてもいいじゃないですか。「写真を撮られることは窮屈ではない」と思えば、「肝心な時」にはきちんとした写真を撮らせてくれますし、遊びながら楽しく撮れば、自然といい表情になりますよ。

@tomomi_shiina