お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お母さんの歯も大切に/おなか元気な仲間たち第5回

お母さん業界新聞ちっご版では、農業と飲食業、就労支援を通して、
子どもたちの未来をつくる「おなか元気グループ」の仲間たちを毎月紹介しています。

第5回目は、久留米市のはなえ矯正歯科の院長若江皇絵さんにお話を聞いてきました。

福岡市で矯正歯科医として基礎を学び、非常勤で訪れた久留米のまちが気に入って、2008年、「はなえ矯正歯科」を開院した若江皇絵さん。

つながりのない土地で、商店街を散策しては、地元の人たちと話をするのが楽しみだった。だがみんな口々に「昔の久留米はよかったとに…」と言う。少し残念に思った。

そんなとき、旅先の高知市で出会った「日曜市」に感動。歩行者天国に並ぶ地元の山菜や、おばちゃんたちがつくった漬物、会話をしながら買い物を楽しむ人たち…。これだ!とひらめいた。

今の久留米を好きだと思ってもらえるようにしたい。

出会う人、一人ひとりに「日曜市」のアイデアを伝えていった。少しずつ仲間が増え、2012 年4月「くるめ日曜市」をスタート。毎月、最終日曜日に開催。年に一度、市や久留米商工会議所など、まちをあげて開かれる「くるめ合衆国まつり」というお祭りに発展、7年続いた。

「私の話に耳を傾けてくれた皆さんに感謝しかない」と振り返る。

1年半前に出産、今は仕事と子育てに専念する毎日だ。

矯正治療は自分も経験したことがあるからこそ、患者さんの気持ちがよくわかる。

歯をいつも隠していた方が、治療して、満面の笑顔で帰る姿を見ると、この方の周りで笑顔が増えていくんだなと幸せを感じる。

口は食べることだけではなく、話したり歌ったり…コミュニケーションをする上でも、大切な

「子どものフッ素も大事ですが、お母さん自身の歯も大切にして。自分が笑顔になると、周りの人も笑顔にしますから」。

(文・池田彩)


くるめ日曜市の様子


はなえ矯正歯科
〒830-0047 久留米市津福本町322 1階
TEL0942-30-0930

お母さん業界新聞ちっご版3月号 おなか元気な仲間たち

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ