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腸内環境の状態を知る2つの方法(おなか元気な食育レッスンVol.2)

お腹の中には、発酵系の善玉菌と腐敗系の悪玉菌、そして善玉菌と悪玉菌どちらか多いほうに味方する日和見菌という3種の菌ちゃんが住んでいます。

健康のために腸内環境を改善しようと、「腸内フローラ」や「腸活」という言葉をよく耳にするようになりました。

キーワードは善玉菌を増やすことですが、善玉菌ばっかりでもダメなのです。一番バランスがいいのは善玉菌2割、日和見菌7割、悪玉菌1割といわれています。

では自分の腸の状態は、今どうなっているのでしょうか? 知る方法は2つあります。1つめはうんちです。うんちの30%は菌で、消化器官には100兆個以上の細菌がいます。腸がどういう状態になっているかは、うんちを見ればわかるということです。

うんちがゴロゴロしていたり、ビチョビチョしていたりするときは、状態があまりよくありません。善玉菌がたくさんいるうんちはつるっとしていて、形はバナナ、色は黄金色。しかも毎日出る、もしくは食事をするたび1日に2、3回出る。それが最も調子がいい状態です。

一方で、1週間に1回しか出ないという便秘の方は腸の調子が芳しくありません。どんなうんちか、どのような間隔で出ているかが大事なポイントです。

2つめは体温。健康なら36度台ですが、今35度台の方が増えています。免疫力が一番活発、向上している状態は体温が36度~37度の間。ですが35・5度になると60%、35・7度でも75%に免疫力が落ちてしまいます。体温が36~37度の間にないと、免疫力がうまく働かないのです。

うんちの状態も体温も、食を改善することで良くなります。人間の細胞は2か月でほとんど入れ替わるので、食改善をすれば、およそ2か月で多くの方の体調が改善されますよ。


『うんぴ・うんにょ・うんち・うんご』ほるぷ出版/1320円

(おなか元気な食育レッスン お母さん業界新聞ちっご版6月号掲載)

食にこだわり続けて30年おなか元気グループ
久留米の菌ちゃん先生こと白仁田裕二(おなか元気グループ代表)の未来をつくる食育講座。
5月号掲載/おなか元気な食育レッスンVol1「虫喰い野菜はおいしい野菜?」

YouTube「おなか元気チャンネル」でも発信中。

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ