お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

百万人の夢宣言/半農半Xの暮らしで 台所育児を楽しむ 木綿萌さん (八尾市)

5歳女子、3歳男子の母です。私の夢は「半農半Xの暮らし」をすること。お米や季節の野菜を育て、畑を眺めながら台所で子どもたちと料理を楽しみたいです。

もともと私は農家育ち。でも農業をやりたいと思ったことはありませんでした。

しかし母になると、とれたての作物を食べていた記憶が根っこにあるせいか、「子どもにちゃんとしたものを食べさせたい」という思いが芽生え、少しずつ畑仕事や料理の勉強をスタートしました。

「台所育児」のきっかけは、長女がキッチンとダイニング間のベビーゲートを突破してしまったことでした。調味料コーナーが大のお気に入り。

中の物を出しては、自分が棚の中におさまっていました。

2歳を過ぎて「何でもやりたいモード」に。どうしたものかと戸惑っていたとき、「子ども料理教室」に参加。

先生に「お母さんは手も口も出さないでね!」と言われ、ハラハラしながら包丁で野菜を切る姿を見守りました。

最初にきちんとやり方を示し、危ないところを伝えれば何でもできる。子どもの力を信じること、信じて託すことの大切さを料理を通して学びました。

X部分として、料理教室や畑体験を開催したいです。種から食べ物ができ、台所で調理して私たちの体に入る。

命の循環をはじめ、台所から学ぶことは多く、いろいろな問題が見えてくると思います。

一緒に考え、楽しむ仲間を見つけられたらうれしいです。    (文・池田彩)