お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

大丈夫じゃなくても大丈夫!~うつうつお母ちゃんの 産後道Vol.1~

はじめまして、大坪香織と申します。

娘のときは産後うつ、息子のときは産前・産後うつを経験しました。
思い出すと思考が止まりそうになるくらい、私にとって強烈な体験でした。

当時を知る友人は、今の私を「ホント、別人!」と言うくらい、私は今、元気です。

でも、渦中にいるときは「大丈夫!」と言われても
砂浜に書いた文字のように消えてゆくのです。

大丈夫ーと深く心に刻んでも、
意に反して、不安という波がザァーッと搔き消してゆくのです。

それでもなお、
たくさんの「大丈夫」に支えられ、
与えられた「小さな命」と「私の命」は生かされました。

私は、夫をはじめ、たくさんの人たちから愛あるサポートをいただきました。

どれだけ「ありがとう」を並べても言い尽くせません。

今、こんなに笑い、食べ、眠れるようになったのだから。

私の経験を書き伝えることで、現在辛い日々を送っている人に、
やがては笑顔で育児に戻れる日が来るのだという希望の光を、
少しでも灯していけたらと願っています。

苦しみの中にいるお母さん、
余力のあるうちに助けを求めてください。

大丈夫、「独り」ではないのです。

「大丈夫」じゃなくても「大丈夫」。

感謝しきれないほどの想いで、
私だからできることの一つとして、
経験談を少しずつ書いていきたいと思います。

これからどうぞよろしくお願いいたします。

つづく

文・写真 マザージャーナリスト大坪香織

お母さん業界新聞ちっご版Vol.46(2018年12月号)掲載
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.1

うつうつお母ちゃんの産後道Vol.2「娘はかわいいけれど」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.3「肥だめに身を投げる状態」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.4「ちゃんと育児に戻るため」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.5「回復していく道のりの中で」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.6「不安を取り除けるのは自分だけ」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.7「地域医療の連携で支えてもらった命」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.8「こうしてもらえて、本当によかった!」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.9「暇にしないことが命をつなげた」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.10「産婦人科、心療内科、助産師さんの連携のおかげで」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.11「育児は迷惑をかけながらやろう」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.12「産前・産後うつのあなたと、ご家族の皆さんへ」

2020年度「うつうつお母ちゃんの座談会」
産前・産後うつ経験者の大坪香織さんが話し手の当事者同士の会なので安心してご参加ください。
他、オンラインでも開催しています。詳細は随時更新中。
★2020年9月30日オンライン座談会 イベントページ

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ