あたりまえだけど 特別な存在
四万十町 刈 谷 貴 泉さん
最近、2人目の子どもが生まれた。私は高知に住んでいるが、 妻は1人目の子どもを連れて里帰り出産。徳島の実家に帰り、 かれこれ4か月が経った。
まもなく高知へ戻ってくるけれど、4か月は短いようで長い期間だった。
日常の夜の家族との時間が、 一人時間となり、それはそれは普段できないことをたくさんさせてもらった(笑)。
おかげで、なかなか会えなかった人との出会いもあったし、同 僚と深い話をする機会も持てた。 自分のために時間を費やし、それが自己の成長につながったと も思う。
一方で、久しぶりに子どもと会うときには、「たまに会うおじちゃん、みたいに思われたらどうしよう…」と、正直不安にもなった。
でも会った瞬間に、昨日も普通に一緒に過ごしていたみたいに話しかけられ、ほっとした。 逆に、久しぶりにしか会えない 分、いつもより愛おしく感じたように思う。
家族ってなんだろう。ぼくには昔からあたりまえにいたし、 新しい家族も増えている。
小さい頃はお母さん、お父さんを煙たがり、一人暮らしをしたくて家を出たこともあった。
一方で、いなくなったら本当の大切さがわかるし、それがあ たりまえではなかったことに気づく。自分の人生において家族というものが、本当に特別な存在なんだなと。最近、そんなことを考えるようになった 31歳の父です。
少し離れてみるのもお互いに感じるところが出るんですよね。
いつもべったりというのは、近すぎるゆえに見えないということがわかりますね。
今、家族の見直しの時代に入っていると私は感じています。
家族像が昔と変化したからこその家族像です。
私には新しい親戚が高知にできたので、四万十の文字もぐっと近くに感じるこの頃です。
高知は名産物がたくさんあることも知りました。娘が「手土産はないよ。いつも何もいらないというからね。
その代わり四国から送ってもらった四万十のりを持ってきたよ・・・」味噌汁に入れたら絶品味に変わりました。
四万十にご親戚ができられたんですか。
なんだかうれしいです。
四万十のり私も大好きです。風味がいいですよね。
婿殿の実家が高知のど真ん中らしいのです。
よさこい祭りがあるからと娘は昨年お誘いされて行った折、四万十川遊覧もしてきたようです。