お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

辛いときこそ、歌って前を向いていけるような強さを持ってほしい。

夫とは、学童保育指導員の先輩・後輩として出会いました。子どもの発達や保護者の就労を支える重要性など、仕事の基本を教えてもらった人とまさかの結婚。

仕事人で「愛を知らない男」と言われた夫が、これほど子煩悩で、家庭的な夫になるなんて夢のよう。夫がアクセルで私がブレーキ。そんな10歳差夫婦です。

突然の入院に、出産も3日がかり。なかなかお産が進まず最後は緊急帝王切開とフルコースのお産でした。どんなときも至って冷静な夫も、私がお腹を切ることになったときは、さすがに身震いがしたそうです。

藍という名前は、ネイティブ・アメリカンの名言「鷲は空の最も深い青を追い求める」に由来。自分の心で考え、大切なことを見出せる人であってほしいと命名。

娘は朗らかでユーモアのある子ども。音楽好きなようで、いつも何か口ずさんでいます。「おかあしゃん、おねえしゃんになったらできるよ」と、おっちょこちょいな私を励ましてくれる余裕っぷり。

2歳半になった娘は、何でも自分でやりたいし、何でも自分で決めたい…まさに第一次反抗期真っ盛り。

母の日に、「おかあしゃん笑ってるの」と言いながら笑顔の私を描いてくれました。最近は、娘のいたずらに疲れ果て、般若のような顔を見せていただろう私。娘の言葉が、とても心に響きました。

幾多の壁を音楽で乗り越えてきた私のように、娘にも、辛いときこそ歌って前を向いていく強さを持ってほしい。娘と一緒にロックフェスを楽しめるような、かっこいいおばちゃんになりたいな。
(話/吉村優さん/1906家族っていいね)

Photo:親子の日2016 (撮影2018年7月)©ブルース・オズボーン◎親子の日公式サイト http://oyako.org/