実話です。
私は「泣きます」と言われてしまう映画は苦手だけど
これは受け入れます。
いろんな涙があふれてきました。
難病の筋ジストロフィーで車いす生活を送る、34歳男性のおはなし。
コマーシャルで高畑充希さんが「障害者ってそんなにエライの?!」って叫ぶとこ、
他にもあちこちで、みんなの壁をぶち破る爽快感があって、驚いたり笑ったり。
気づくと口開けてにま~っとしてました。
多くのボランティアさんたちと、チャンチャンバラバラしながら
自由に気ままにわがままに見えるけど、生きるために必死な主人公がスクリーンのこちらにいるものまでヒヤヒヤさせられる!
原作本にはもっと細かく大変な日常が描かれていますが、せつなさやかっこ悪さを役者さんがちゃんと表現してくれてます。
ボランティアって何だろう、自由に生きるって何だろう、人って一人では生きていけないな、と今でもグルグルグルグル・・・。
なんせ、キャストがええわ。大泉さん最高やん。「筋ジスなめんなよ~!」ってセリフ、ツボです。
「うちのボラなめんなよ~!」もナイスです。
他の方もええねんけど、しいてあげるなら、お母さん役の綾戸智恵さん。
「病気になったんはお母さんのせいやない」
それを生き方で伝えようとする息子と、もっと近くにいたいだろう母の葛藤が
辛いし、かっこいい。
ほんのちょっとしか出番はないけど、多くのことを感じました。
公開中~♪
監督・前田哲 脚本・橋本裕志 音楽・富貴晴美
原作・渡辺一史「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」(文春文庫刊)
前田哲監督は大阪出身。母校の先輩だって!いつかお会いできますように。
私もコレお正月に母と観て来ました!
良かったですね~、ホント色んなメッセージが込められていて。
母と子のシーンは大号泣でしたが、鹿野さんの
「人はできることよりも、できないことの方が多いんだから」
って言葉も、今の私にジ~ンと来るところでした。
自分らしく生きるって、自分を認めて生きること。
向上心は必要だけれど、他の誰にもなる必要もないんだなぁと
そんなことも感じました。(*^^*)