お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

子育てって楽しい♪【1】日常をしたためる

「お母さんペンを持とう」という言葉に心動き、
3人目の子どもが生まれてから、ペンを持つお母さんになり10年が経とうとしている。
しかしちょうどその頃から、SNSが急速に普及し、文をしたためるということがかなり少なくなったと感じる。
イラっとしてつい、ツイートしてしまうこと、キレイな写真を撮ってはいかに「いいね」がもらえるかを考えて投稿すること。
友だちに気軽にメールを送ること。
子どもが寝たちょっとの隙間にお母さんたちが手元でできる息抜きなのかもしれない。
3人を育てつつ私も現実逃避のためかゲームに没頭したこともある。
ひたすら他人のつぶやきを流し読んでいたこともある。

私にはペンを持つ時間があった。
まずは小さなノートの端っこに、その日感じたことを書くようにした。
お姉ちゃんが学童でどんぐりクッキーを作ったこと。初めてつかまり立ちして、そのままバックドロップしたこと。
ほんの少しの記録かもしれないが、今読み返すと鮮やかに記憶が蘇る。
「したためる」とは「認める」「綴る」と書く。
整えるという意味もあるという。
子どもを観察し、ありのままの子どもを認める、自分自身の気持ちを表し、認める。
何気なく、かけがえのない日常を綴る。
お母さん、ペンを持ちませんか?

タウンニュース神奈川区版2020年3月12日号掲載記事

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