結果発表!お父さん業界新聞1月号 アンケート企画
お父さんのホンネを教えて!
「ぶっちゃけ、男性育休に賛成ですか?」
設問はシンプルに3問のみ。
1.年代
2.賛成か反対か(2択)
3.その理由
賛成?反対?
326人の回答者のうち、約93% が男性育休に賛成。
一方で、
「『どちらでもない』が選択肢にないのは、おかしい。回答は、どちらでもない」
「賛成でも反対でもない。賛成か反対かという議論が無くなるのが理想」
という忌憚ない声も寄せられた。
多かったのは、育児は夫婦で協力し、支え合うものだからという意見。
また、父親も子どもとの時間を大切にしたい、しっかり関わりたいという声も少なくなかった。
実際に育休を取った経験者からは、
子どもとの時間が増えるだけでなく、日々の家事の大変さを知ることもでき、
妻のありがたみがわかったというリアルな声も聞くことができた。
さまざまな声
「福利厚生の制度として男女平等であるべきだから」(30代)
「自分も取りました!取る取らないは自由だと思いますが、取りたい人が取りにくい雰囲気でない方がいいと思います」(50代)
「女性活躍の場の提供のために」(40代)
「生まれたばかりの赤ちゃんを一人で見るのは大変すぎる。育休を取らないという選択肢は全くなかった。逆に取らない理由ってなんでしょう。給料が減って経済面で大変なこともあると思うが、数ヶ月の育休取得のための蓄えくらいは真面目に準備すればできるので理由にならないと思う」(20代)
「賛成もなにも、取らないほうがおかしい。みなさん家族を最優先してください」(40代)
「『父親がわが子と過ごす権利』以上に、『わが子が父親と過ごせる権利』でもあると捉えています」(40代)
「育休も大事ですが、その前の産休の方が大事だと思います。2子目、3子目となってくると上の子のお世話をする必要があります」(40代)
「日本は男女の賃金格差や子育て世代へのサポートが『国として低い』ので、これらの是正をしないで個人に押し付けているようにも感じています」(30代)
「育休自体は悪くないが、なぜ取るのかをよく理解できていない男性が多い気がする(かえって夫がいる分手がかかる、という意見も聞くため)」(40代)
「自分が仕事ばかりで子育てに関わってこなかった反省からぜひ育休取ってほしいですね。子どもが大きくなるのはあっという間」(60代)
「男性育休は、日本のさまざまな社会課題を解決すると考えます。超少子高齢化の歯止め。産後の母親父親の幸せ度アップ。乳幼児虐待減少。女性活躍推進。男性の働き方改革。職場の生産性向上。長期的な世帯収入増。その他」(40代)
「私の若い時代は主人(男)は外で仕事をする。妻(女)は家(家庭)をしっかり守り、子育てをする。女房に仕事をさせるなんて。というのが常識でした。しかし現在は共働きが当たり前。生活スタイルや経済状況や社会環境が違います。したがって、子育ては夫婦ですることだと思います」(70代以上)
最後に
反対意見の中には
「子育ては女性がベースで男性がサポート、の方がうまくいく気がするから」(50代)という声もあったが
ほとんどは仕事や収入に不安を感じるという理由からだった。
だがそれは、賛成意見の人も同じ。
会社の育休制度の充実化や男女平等社会を望む声が多く、
誰もが育休を取得できる環境となるにはまだ時間がかかりそう。
4月からの法改正により、少しずつでも社会が変わっていくことを期待したい。
2022年4月からの法改正。
義務化と言うと強制的にも聞こえるが、
実際は取得義務ではなく雇用側への意思確認の義務付けだ。厚生労働省「育児・介護休業法について」
【令和4年4月施行】
● 育児休業を取得しやすい雇用環境の整備
● 妊娠・出産(本人または配偶者)の申し出をした労働者に対する個別の周知・意向確認の措置
【令和4年10月施行】
● 産後パパ育休(出生時育児休業)の創設 ※いわゆる男性産休
● 育児休業の分割取得
※掲載紙ご希望で、ご住所を書いてくださった皆様へは、年明けに新聞をお送りします。
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