全労済×お母さん大学の取り組み
「“孤育て”をなくそうプロジェクト」が始まったのは3年前。
月刊紙「お母さん業界新聞」を全国約200か所の全労済共済ショップで配り、
イベント「一日お母さん大学」を行っています。
3月30日(土)、中部エリア(愛知・岐阜・三重)としては初開催となる
全労済愛知推進本部を会場に、「一日お母さん大学in愛知」が開かれました。
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文字通り、お母さんを孤独にさせないための活動ですが、
「お母さんの笑顔」がカギであることはいうまでもありません。
1時間目の講演会で、藤本裕子(お母さん大学学長)は、
お母さんを笑顔にする3つのポイントについて話しました。
1つめは、「お母さんはスゴイ!と自信を持つこと」。
広く、社会に伝えることも大切だけれど、
一番に伝えたいのは、当事者であるお母さんたちへ。
「子育てが思うようにうまくいかない。自分は、いいお母さんになれない…」
そんなお母さんたちにこそ、
十月十日(とつきとおか)お腹の中で赤ちゃんを育て出産するだけでもスゴイこと。
それに、今の子どもたちが将来どんな大人になっていくかが日本の未来。
子育ては何より大切な仕事。そんなスゴイことをやっているんだから、
「私はお母さんよと胸を張って」と、藤本。
2つめは、「お母さんが夢を描くこと」。
子どもや家族を優先し、夢や未来がないなんて、もったいない。
子育ては、お母さん自身が夢を描くこと。
夢に向かってがんばっているお母さんを見て子どもは育っていく、と。
3つめは、「ペンを持って、子育ての日々を綴ること」。
一つの手法として
「お母さん業界新聞私版」をつくってみてと提案し、台紙を配りました。
子育てのひととき、ペンを持って「今」を書き残すこと。
子どもをよく見ることで、たくさんの発見があり、
子育てが楽しくなるばかりか、自身を見つめることにもなる。
また、私版はわが子へのレポートであると同時に、
周囲に配ることで、人と人のつながりづくり、地域づくりになると強調。
愛知でも、お母さん同士が支え合い、助け合い、
笑顔になっていく新聞づくり活動をぜひ、と話しました。
この日、日直を務めたのは、名古屋市在住のお母さん記者、神澤瞳さん。
第三子出産を控え、おっきなお腹でがんばってマイクを持ってくれました。
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会場には、岡崎市在住のお母さん大学生、天野智子さん、
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静岡市在住の田村由佳利さんもかけつけ、サポートしてくれました。
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忙しい子育ての中で、いっとき、わが子を思う時間を過ごす。
それが、お母さんが笑顔になる大切な時間であることを、
3人それぞれに話してくれました。
恒例のブレーンストーミング「お母さんは○○です」では、
「お母さんは太陽です」「お母さんは海です」「お母さんは湯たんぽです」…と続く中、
この日、お母さんと並んで座っていた男の子が
「お母さんはお花です」とはっきりとこたえてくれました。
突然のわが子の発言に、思わず涙目になるお母さん。
そこにいた全員が、幸せな気持ちになりました。
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お母さんたちへのメッセージソング「はじめての日」を聴きながら、
「お母さん業界新聞私版」台紙に向き合い、
「わが子のはじめての日」に思いを馳せるコーナーなどを通して、
お母さん一人ひとりが「母力スイッチ」をONに。
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2時間目は、ミソガール藤本智子の食育講座でした。
「お母さんはスゴイ!」から一転、今度は「味噌はスゴイ!」を連呼。
味噌汁だけでなく、味噌漬けや隠し味などにも使え、しかも健康にいい。
「私は砂糖や塩の代わりにも味噌を使っていますので、
一日100グラムの味噌を食べていて、とても健康です」と話すと皆驚きの表情に。
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みそまるワークショップには、ちびっこたちもはりきって参加。
小さな手で味噌をコロコロ。かわいくて美味しそうなみそまるができました。
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参加者の一人が、こんな話をしてくれました。
「みそまるって、材料をただ混ぜるだけ。お鍋でつくらなくてもいいなんて本当?
と半信半疑で参加したけれど、こんなに簡単で、こんなに美味しい!とびっくり。
さっそく家でもつくります!」。
「忙しいとか、めんどくさいとか、いろんな理由で
食べなくてもいっかーとなってしまう味噌汁ですが、
皆さんも、今日から味噌生活を始めてくださいね」と締めくくりました。
3時間目のランチ交流会では、
おにぎりとみそまるを食べながら歓談。
この会ではじめて出会った人も、「お母さん」仲間です。
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子どもたちは、会場に用意された
交通ルールや安全運転を体感できる「自転車シミュレーター」や
センサーで人の動きに反応する「ブラボーマット」に。
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全労済のキャラクター「ピットくん」の登場に、大興奮!
ケンカもケガもなく、仲良く楽しく遊んでくれた子どもたちには大感謝。
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「普段は子どもと2人だけの生活ですが、思いきってここに参加。
今日をきっかけに、これからどんどん外へ出てみようと思えました」
「子どもと一緒に、春休みの楽しい思い出ができてよかったです」
「最近子どもにイライラすることが多かったのですが、
家に帰ったら、子どもを抱きしめて、ありがとうと伝えたいです」など、
とてもうれしい感想もいただきました。
記念撮影の最後は、みそまるポーズではいパチリ。
開会時と閉会時、室温10度は違うんじゃないかなと思えるほど
会場はあたたかい空気でいっぱいになりました。
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私も読んでいて参加しているような気持ちになりました
お母さんとお子さんと 素敵な1日でsたね