ある中学生の話。
学校のテストで、「どうしたら少子化を止められますか」という問題が出た。
彼は「お母さんが笑顔になること」と、答案用紙に書いた。
すると、先生から戻されたテストには、大きくバッテンがされ、
「子育てはお母さん一人ではできません。よく考えてみよう」と赤ペンで書かれていました。
授業で学んだのは「男女共同参画」について。
子育ては当然、夫婦でやるもの。
でも、お母さんが笑顔になったら、お父さんも子どもも笑顔になる。
とわかったうえで、彼は究極の答えを書いただけなのに。
この答えでは✖というのが、今の教育。
もう一つ、ノンフィクション作家・柳田邦夫さんの本に書いてあったこと。
小学生に入る前に子どもたちは、就学児検診を受ける。
検診での、ある女の子の話。
その子は、ほかの子より少しだけ発達が遅れていた。
先生が、その子に質問した。
「お父さんは『男』です。お母さんは何ですか?」
正しい答えはもちろん、お母さんは『女』です。
が、その子は、違う答えを言いました。
さて、何と答えたでしょう。
お父さんは男です。お母さんは「大好き」です!
と、満面の笑顔で答えました。
結果、その子は✖になり、普通学級に入れませんでした。
これが、今の教育の在り方です。
女の子にとって「お母さんは大好きです」は、究極の答え。
間違いではないはずです。
その言葉を、お母さんは、どんな気持ちで受け止めたのでしょうか。
ジェンダーやLGBT…
お母さんも、お父さんも、子どもがいる人もいない人も、
母子家庭の人も父子家庭の人も…
どの生き方もみんな素晴らしく、
いろいろな人が、自分らしく生きる時代です。
大事なことは、それぞれの生き方を否定するのではなく、認め合うこと。
一つだけ、人類普遍の原理は…
すべての人間は、母から生まれるということ。
だからこそ私たちは、「お母さんの笑顔」にこだわりたい。
ちなみに、冒頭の男の子は、スタッフ青柳の息子レオ君で、
彼は、お母さんの新聞活動を傍で見ながら育ちました。
お母さんが笑顔なら、お父さんも子どもも笑顔になるということを、一番わかっています。
今、その息子は、愛する人と結婚し、素敵な家庭をつくり、
未来のわが子を待ち望んでいます。
きっと彼はいいお父さんになる。そう思います。
だからこそお母さんたちに、最高の「母時間」を楽しんでもらいたい。
私はお母さんだから、これしか伝えられません。
7月30日7時30分、心ひとつに乾杯!
乾杯のウエーブを、皆さんも一緒に起こしてください。
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